2010年4月20日火曜日

回復の兆し、本国からの通信に安らぐ

10月19日 
熱は37度7分に下がる。
マダムが野菜スープを持って来てくれる。
飲みたくなかったがせっかくの親切をと無理に飲んでみたがやはり駄目。
しかし夕方頃からだいぶん元気が出てきた。
食事もいくらか受け付けるようになった。もう大丈夫だ。

三井より留守宅からの手紙を持参された。
妻からのが2通、長男、長女や子供たちからのが一切封入してあった。
その後しばらくして最初の通信をロンドンの病床で見た。
役所のM君からも来ている。
私の出発後の事務全般を知ることができ、諸氏が忙しくしている様子が目に見えるようだ。
すべての仕事をやりっぱなしで出て来たのだ。非常に責任を感じる。
早く帰って協力しなければならない。
何にしても外国にいる身には、本国からの通信は感慨深いものだった。
長男もすでに退院して姉の家で養生しているとのこと、安心だ。
小さい子供からは土産をどっさり持って早く帰ってくれと書いてある。
無事に皆の顔が見たいものである。

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