2010年4月23日金曜日

ロンドン・イーストサイド

次にロンドンブリッヂを渡って対岸に出て、タワーブリッヂに出る。
1894年に架せられた有名な開閉橋で、当時は非常にモダンで役立つ物だったが、
スピード時代の今日においては、1分間に何十台という地上交通をわずかでも遮断してしまうので、
最近はまったく開かないようだ。川底には鉄道が通り盛んに交通しているそうだ。

橋を見物しながらロンドン塔に到着。
これは単なる塔ではない。約800〜900年前に築かれた当時の要塞である。
城郭内にはいくつもの石造建築があり、
中央に四ツ角に塔のある正方形の建物が高くそびえている。
それをホワイトタワーと称し、一時は宮殿にも牢獄にもなった。
今は古代武器の陳列館で日本刀などもあった。
見物人の興味を引くのは罪人の首切り道具である。
地階の石牢、テムズ河の水牢、王侯貴族が斬られた幾多の長史の跡である。
最後に驚いたのは、長さ五尺、廻り一尺五寸もある純金の棒が10本くらいあったことと、
宝石の王冠、黄金の枝の一握りもある卵形のダイヤモンド。
これは世界最大で516カラットあるそうだ。
ロンドン塔の建物は多くが兵営として使われ、周囲の空壕は練兵場になっている。
黒い毛の帽子を被り、赤い上着を着けた老人の守衛は煤けた城門と城によく似合う。
これと並んで写真を撮った。


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そこを出てセントポール寺院に詣でる。
世界四大伽藍の1つといわれる大寺院だが、せっかくの古建築も前の広場が狭いので
よく見ることができない。ローマの聖ピーター寺院と同形である。
ここにはネルソンやウェリントン、キッチナー元帥など多くの墓がある。
地階にある賑やかなストランド大街や、出版業の中心地、
フリート・ストリートを通ってリージェントパークを経てホテルに帰った。

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