ナポリ着

10月6日　
午前7時。早くも右手にイタリアの山々を望む。
朝霧に包まれた山々の緑樹、その間の白く赤く、また高く低く打ち続き、
しかも遠くにベスビアス火山を望み、右手にはカプリ海を見る。


午前9時ナポリ港桟橋に横付けとなる。正面の山上には●城塞を対し、
桟橋を先端に6〜7階建ての家屋が遠くヴェスヴィオ火山付近まで続く。
本船は竣工したモダンな埠頭に横付けされ、
検疫やらパスポートの検査などを経ていよいよ上陸。
4台の自動車に分乗し、市内を通過してイタリア自慢の自動車道路を快走する。
この道路を通行するには一定の税金を払わなければならない。
あと1時間ぐらいでポンペイに到着する。
途中、サンゴや貝細工を売る大商店に立ち寄り見物をした。
なかなか立派なものを売っていてA夫人が買われたが、
正札から約3割まけるそうである。うっかり買えないものだと思う。


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