2010年4月27日火曜日

英国にて、雑務あれこれ…



10月30日
正午、かねてより約束してあったロンドン建築請負業協会の書記長に面会。
例によって、親切に色々と話を聞かせてもらえた。
前回の時と大同小異で様々な記録をもらう。
これで予定していた人々には会った。

結果を総合してみるとわからないことや矛盾したことがたくさんある。
考えてみれば国情を異にし習慣も違う。
さらに言語の不通もあり、十分にわからないのも当たり前だろう。
専門のことを知る前にまず、一般の事情を知らなくては想像できないことも多い。
しかし沢山の書物を貰ったのでこれらをゆっくり見て、
聞いたことと考え足せば得るところも多いだろう。
英国では政府発行の各種書類は、印刷局(営繕省の管轄)で
どんなものでも至極安価な料金で誰にでも配布してくれる。
私も早速行き、たくさんのリストの中から選定して、20数冊を分けてもらった。
新刊は別に見やすいところに陳列され、
所員は丁寧に私たちの希望に沿って色々と調べて見つけてくれ、
買った書籍はちゃんと荷造りしてくれる。非常に便利である。
たくさんの人が利用している。役所の組織に関するものは急送にした。


昼食は支那料理に行ってみた。
地下にある相当な店で、英国人も来て食っている。
しかし洋風化されたものだった。
帰途、本屋に立ち寄って、印度建築の書籍を3冊ばかり買う。
夜は三菱商事の案内で、シンプソンにてご馳走になる。
9時からアドルフ・シェーターのアメリカのレビューを観た。
建物内部は英国に似合わぬモダンなもので、壁もろともビロード張りだった。
肩のこらないパリよりは幾分高尚なように思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿