2010年4月5日月曜日

セイロン島には釈迦の歯が

カンディに着いたのは12時、
植物園を一巡して釈迦の遺跡の寺
寺 Temple of the Sacred Tooth Relic of Loard Buddha)へ行く。
そこにある釈迦の歯は実物で、1年に1度しか見せないという。
この建物のみが純然たるインド建築として光っている。
その奥に何の必要があるのか、4〜5階建ての鉄筋コンクリート造の大家屋を建築中である。
釈迦の寝像を安置した所もあったが俗悪そのものである。
ただ外部の周壁は古色蒼然とし、その手法も簡単ではあるが面白く見えた。
寺の中に自然水の手洗いがある。
中央に仏像を配し、そこから水を出している。
暗い部屋の中、天窓から射す強烈な光線で、黒人の番人がまとう着衣との対照が実に面白い。
●のように見えレンズを向ける。
どこにもあるように、ここでも乞食と物売りにつきまとわれてうるさい。

菩提樹も見た。その実で作った珠敷を求めた。老人への土産によいだろう。
寺院の右手には大きな湖水がある。
その周囲の樹間に、外国人の綺麗な別荘が無数に建っている。
たくさんの黒人が湖水の岸辺近く、樹の下に寝転んでいる。


昼食は湖畔のコーレイ・ホテル(おそらくQueens Hotel)で取った。
洋風のちょっとしたホテルである。ここからの湖水の眺めはまた格別である。
ウェーターはみな黒人、白い着衣で頭上に赤い布を巻き裸足である。
2、3品の定食を食べたが、味が少し変なのでやめた。
絵はがきや写真帳を買ったが、金の勘定がややこしいのにはまったく閉口した。
随分ごまかされたような気がする。嫌なものだ。
このホテルの床が、一見するとただのモザイクのようであるが、
よく見るとすべてが陶器の破片を張り詰めたものでちょっと面白い。


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