2010年5月17日月曜日

再度デンマーク、コペンハーゲンへ




11月17日 
ヘルシンキボルクで車両は汽船に乗り、静かに動き出したので目が覚めた。
30分ばかりで陸の列車に接続し、すぐまた走り出す。
2時間ぐらいでコペンハーゲンの中央駅に到着した。
汽車中で夜明けの麗らかな朝日を拝した。

農業国デンマークの農村はさすがに手入れが行き届いている。
整然とした耕地が続き、栗林、青い芝生、赤屋根の住宅、
樹下に群れ遊ぶ鹿、静かな池に水鳥のつくる波紋、
晩秋の印象深きスカンジナビア旅行は生涯忘れ得ぬことだろう。



今度はホテル・グランドに泊まる。タクシーで市内見物に出た。
寺院や宮殿、大学やミュージアムも見た。
例のラウンドタワーに上って市内を見下ろしたりもした。
ミュージアムでは有名作品の前はどこでもそうであるように、老婆が丹念に模写している。
立派な彫刻の前では学生がデッサンをして先生に批評してもらっている。
赤い外套を着たセクレタリーと一緒に写真に写る。

5時からやっとわかった「レストラン・スカラ」で夕食をとる。
ここの料理はオードブルだけを食わせるのである。
試みにスペシャルをとってみた。
およそ30数種の山海の珍味が次から次に出され、とても食べきれない。
10人分くらいの料理である。これが日本円で5円くらいだ。
ちょっと田舎者をやってしまったわけだ。
ここでは7時から音楽もやり、ダンスなどもあるそうだが、
まだだいぶん時間があるので一旦外へ出た。
ホテルに帰っても仕方ないので、目の前の活動館に飛び込んだ。
アメリカものでサンフランシスコの震災を題材にしたものをやっていた。


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