2010年5月3日月曜日

パリ発、ドイツ・ベルリンへ




11月7日 
午前7時起床。簡単な朝食を部屋でとり、
預けておいた荷物やホテルの勘定を済ませ、北駅へタクシーを走らせる。
パリ〜ベルリン間の急行は、大鉄傘下のホームに横付けになっている。
「荷物が多い」と改札で文句を言われたが、
かねて教えられていたように2人で10フラン握らせたら無事にパス。
車両はドイツ製でなかなか上等である。
無論2等だが、コンパートメントで3人掛けの向かい合い6人乗りである。

やがて9時出発。窓外の景色はしばらくの間、お馴染みの様子である。
フランスの税関員が来て手提げを開けさせられ、
ロンドンで買ったハンドバッグを念入りに見ていたが、何事もなくパスする。

12時半、丁君は昼食に行かないので1人で行く。
席に1人の日本人がいた。自然に色々と話したが、鉄道省のS工学博士といい、
ベルリンに約半年近くも滞在とのことで、ベルリン事情を色々と聞くことができた。
氏は話好きと見え、食後に私たちの席に来て色々と注意を授けてくれた。
ベルギーの税関は非常にやかましいと聞いていたが、氏のドイツ語で簡単に済み、
心配していたドイツ国境での所持金やレジスターマルクの検査にも立ち会ってくれたので、
これもわけなく済み、非常に助かった。

夜11時、列車がベルリンに着くまでの間、話し込んだ。

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