2010年5月13日木曜日

ストックホルム市街観光

11月15日 
日曜日。朝から昨日に増す好天気で、
街は静かだが、ピクニック姿の男女が右往左往している。
今日は市内見物である。

英語ができるタクシーを頼んで出掛ける。
大学や兵営博物館、動物園、池畔の公園、夏の盛り場、
議会や寺院などを見て、さらに郊外の離宮に行った。
古い建物で庭園がよい。
中にチャイナハウス(ここかも)というのがあって、
勧められるままに50銭の入場料を払って入ってみたら、
なるほど支那の美術品が僅かに飾られて、壁などにもそれらしい装飾がしてあった。
支那のものばかりかと思ったら、日本の金蒔絵の飾り棚や
丸に十の字の紋章のある御駕があった。
おそらく薩摩の島津候かなにかのものだろう。あまり日本人の訪ねる者もあるまいに。

2時頃見終えて付近のレストランで昼食を食べる。
昨日からろくに食べていないので美味いこと、特にチーズは美味かった。
今夜10時の急行でノルウェーのオスロ行きである。
初めて欧州の寝台車に乗るのだ。
美しき水の都、スウェーデンのストックホルム。
人口約50万の、森と島と湖と海と橋の都である。

再度市庁舎を訪ねる。湖水際のテラスのベンチに腰掛けて飽きずに眺めた。
英国の議事堂が持つ、何のこだわりもなくすくすくと育った貴族的な存在と、
社会の荒波をくぐり抜け、洗練された良さということを考える。
それにしても偉大な存在である。

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