2010年6月14日月曜日

日独協定の締結にあたり…




11月25日 
あらかじめ約束してあったベルリン建築協会の会長を訪問する。
書記長と共に私たちの懸命の問いによく答えてくれた。約2時間で辞す。

外に出ると大きな声で夕刊を売っており、いつものことで別に気にとめなかったが、
わざと私たちに突き付けるので見ると、日独協定の成立を報じている。
満州国事務所に行ってK氏その他と大いに祝福する。
東西非常時において、国家同士が同様の目的に自然と手を繋いだため出来たので、
奇とするには及ばないが、これによって東西が真の平和を確立し、
その他の国の各種の問題も解決するだろう。
英・仏の老人国はしばらく機嫌が悪いだろうが、時代の流れに抗うことはできまい。
自然に了解することだろう。
スペインに対するロシアの努力もある程度の牽制ができ、
次にイタリアも加盟するだろうから、これで欧州の紛糾も解消するだろう。
ただ気を付けねばならないのは、
あまりに積極的になりすぎてその反対の結果を招来しないよう、
老人国とも協力し自信ある冷静な実動をとらなくてはならない。
満州国承認問題も一歩進展したものと見てよいだろう。
当地の満州事務所もいよいよ多忙となり、
各種懸案問題も斬時解決するものと考えられ、K氏と共に祝福した。

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