2010年6月20日日曜日

ハンブルグの街並



湖に面した食堂で遅い昼食を済ませ、タクシーで市内見物に出る。
市の中央にあるビーネヌアステル池の付近には
大きな商店、銀行、劇場、料理店やホテルなどの高層大建築が集まっている。
ラトハウス(市庁舎)は有名なもので壮麗である。
ここの広場は電車、バス、地下鉄などの中心点で非常な雑踏である。
所々に大尖塔のある教会が建ち、四方に続く商店街はなかなかの繁華で、
ベルリンよりもむしろ活気横行し、街を行く人々も忙しそうだ。
この付近に日本領事館や正金銀行もある。

市内は500年前の古く細い運河の両側に傾いて倒れそうな建物が並び、
隣家同士でお互いに迫り合って持ちこたえている。
その汚れた壁、色、かたちが運河の水面に映り面白い。
高台の教会の尖塔までエレベーターで昇り市街を見下ろしたが
あいにくの濃霧で見えなかった。
何年も前にプレートで見せられ驚異の目を奪ったセロハンスの建築物、赤レンガ、
その異様な形・・・久しぶりに旧知に会ったような気がした。

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