2010年6月28日月曜日

ドレスデン




12月13日 
午前6時。マダムに起こされる。
昨夜よく眠れなかったのでとても眠い。部屋で食事を済ませ、
7時20分にホテルからタクシーでアンハルター駅に向う。
まだ暗く人通りのないピカピカの道を行き停車場へ着く。
列車はすでに2番のプラットホームに着いていた。
プラーグ行きの2等車に乗る。
6人乗りのところにドイツ人2人と私たちである。

午前7時40分、
明け方の氷結したホームでめずらしく日の出を仰げ、幸先よく発車する。
ドイツの郊外は実に美しい。
すっきりとした松林、美しい白樺の林、広い芝生は青く、
単調ではあるが整然とした美しさがある。

9時半ドレスデン到着。
下車の用意をしていると老車掌が来て切符を出せと言う。
何のことかと思って渡すと、乗車のとき回遊券の帳面から
3枚切り取ったのを持って来てこちらに来いと言う。
ホームに降りて駅長のところに行く。
なるほど、途中下車を告げなかったので1度取り上げた。
国境までの切符を返してくれるというわけだ。
駅長は3枚の切符を丁寧に貼付けてくれる。
気の毒なことをした。途中下車を言告げなくてはならないのだ。

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