2010年6月18日金曜日

郊外を愛で、サーキットを走る

12月6日 
日曜日でよい天気である。部屋の窓越しに公園が見える。
市街の家々は陽光を受けてあかあかと照り輝いている。
風もなく空気は澄み渡り、微動だにせず立つ樹木、
池には無心で遊ぶ水鳥、静かで平和な光景である。

今日はK氏の案内でベルリン郊外の秋を見に出掛けることにした。
自動車で迎えられ、クルメランケからワンゼに出て、
静かな湖水、白樺や松林の間にある白壁の住宅、
沿道に紅葉を敷いた鬱蒼たる森林をみる。
新緑の頃から夏にかけてはどんなにか美観なことだろう。
大勢の男女が相携えてピクニックに出掛けている。

湖畔の料亭で昼食を済ませ、坦々とした自動車道路で有名な自動車競技場に出る。
ここはオリンピックのマラソンのターン地点である。
汽車の線路に沿った松林の中、一直線に出来ている。
ここはプライベートエリアで、料金を払わねばならない。
この気持のよい自動車道路を約60里の速力で走らせる。
側を走る汽車を追い越すのは実に痛快である。

3時頃帰宿、あんなによい天気だったのに雪になった。
途中で自動車事故を見た。道路の並木に衝突して並木が中央に立っていた。
相当の怪我人が出たことと思う。
ベルリンでは毎日約300件の事故があり4、5人程の死人がでると聞くが、
自分たちは1度も見受けたことはない。

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