2011年4月22日金曜日

5度目のパリ




正月29日 
今日1日は休養だ。昨晩は妙なもので、しばしの宿といえども
まるで我が家へ帰ったような気持になり、よく眠れた。
しかし風呂の排水が破損して使えなくなったのには閉口した。
朝食後は諸方への通信や日誌など様々な整理をする。今日は少々曇天で寒い。




正月31日 
日曜でよい天気である。カメラ片手にバスでマドレーヌ寺院へ詣でる。
日曜日の礼拝者でいっぱいだ。亡き姉の冥福を祈るため黙祷して礼拝した。
そこからぶらぶらとコンコルド広場へ出て、
シャンゼリゼから左折しアレキサンドリア三世橋畔へ出る。
パレスギャラリーのマネジメント展覧会を観る。
家庭用品一切や建築の展覧会もある。博覧会の模型や図面も出ていた。
そこの売店で建築の雑誌を2〜3冊買う。

そこから再びシャンゼリゼへ出てエトワールの凱旋門に出て、
ダーフィンの並木道をボロジン公園へ出た。
広いマロニエの並木道にはたくさんの散歩者。
両側の青々とした芝生を隔てて乗馬道があり、
洒落た男女のギャロップ姿も好いものである。
両側の緑樹の葉隠れには美的建築も見える。公園はほとんど森といってよい。
大きな池には白いスワンが浮き、ボートに乗った男女が池の中を右往左往している。
岸辺には糸を垂れる者、垂直の松の木、
白樺の林の中で乳母車を押す女、
睦まじそうに手を組む男女、
ローラースケートを履き道路上で盛んにたわむれる子供の群れ、
実に溌剌と生を楽しんでいるようである。

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