2010年7月1日木曜日

チェコの歴史少々…




チェコは焼き物がよく、特に人形類はよいと知っていたので見たが、
昔と変わってすべてのものが俗悪化され、昔の物はほとんどない。
小さい人形に面白いものがあったので3つばかり買い求めた。
1つ25クローネ、約3円である。

ホテルに帰って食堂で飯を食っていると、S博士やN氏が到着された。
彼らとはよく出会う。世界は広いようで狭い。

チェコは世界大戦後、ヴェルサイユ条約で民族自決主義の名のもと、
チェコ民族としてつくられた国である。
大戦前、ロシア、オーストリア、ハンガリー、ドイツなどの各国から
土地を削り取ってできた小国で、日本は大戦当時、
チェコ軍救援にシリア出兵までやり多大な犠牲を払ったにもかかわらず、
1933年、ジェノバでチェコの代表が一番に立ち、
満州承認に反対を唱えたことは我が国民のよく知る通りである。
こんな小さな寄木細工のような国は、欧州大陸牽制のため
国際連盟に頼らねば存在できない。欧州はなかなか多難だと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿