2011年7月24日日曜日

NYのエンターテインメント

3月6日
 
昨夜から雪でかなり寒い。
午前中からダウンタウンの三井銀行へ行き、最後のクレジットをドルで引き出す。
100ポンドばかり残っていたがこれが約500ドルだった。
この資金でサンフランシスコまで行かなければならない。
すでにビューローの支店に少々贅沢だったがこれに200ドル、
ここの支店に約100ドルいるとして、残額は約200ドルだ。
これで大陸横断中の小遣いからLA、サンフランシスコの滞在費に充てる。
船中の費用も相当入り用だろう。計算してみるとどうやら過不足なしにいくようだ。
三井銀行支店長のY氏と30分ばかり色々と話した。明日の夕方自宅へ招待を受けた。


その後、35丁目までバスで出てビューローへ行きK氏を訪問。
今日は土曜日で、2時半からメトロポリタンオペラでマチネーを観る。
入るとすでに開幕中で2〜3ドルの席はない。
やむなく5ドルの席に行くと2階のボックスだった。夜は25ドルだそうだ。
アレキサンダー・デューマ作の「椿姫」をやっている。
小説で読んだことがあったのでよくわかり、興味深く観ることができた。
特にここは音楽が良いようで、観覧席は7階までありほとんど満員だった。


一旦ホテルに帰り、食事のあと商工省の某氏とフレンチカジノに行く。
ここは食事をしながらレビューやシネマなど色々な余興をやるので、
入場料として3ドルとるがその金に飲食代も含まれる。
私たちは食事の後だったので数種の洋酒をとった。
館内はモダンで白と赤の2色にステンレス使いで案外と高尚にできており、
客も中流以上と見え、多くがタキシードなどを着込んでいる。
ここのレビューはなかなか美しい。
背景に光線を応用して極端に美しい色や線ができて見事なものだ。
これらを背景に半裸の女優が美しいダンスをやり、
その間には最新流行の婦人服のモードを見せるようなものもある。
ことにアラビアンナイトの一場面などは実に夢のような眺めだ。
10時頃帰宿。外はだいぶん寒い。

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