2011年7月24日日曜日

ワシントンの建築を廻る




近くには陸・海軍省、国務省、美術館、ハン太平洋館、
赤十字社などといった官公署の建物が建ち並び、街並は実に美しい。
海軍省は大公園に面して現在新築中である。
リンコルンが狙撃されたフォーヅ劇場や、息を引き取った家などの前を通った。


その辺りから再度公園に入る。
ホドマック河の岸辺にはたくさんの大株の桜の並木がある。
この桜は二十年前に東京から寄贈したものだが、完全に育って花もよく咲き、
満開の頃は非常な人気を呼んでいるそうで、周辺のホテルなども見物客で満員になり、
一ヶ月くらい前から予約しなければならないそうだ。


車は河や池、泉のほとりを快走し、丘の上のリンカーン記念館に出た。
ちょうど大公園に議事堂と対立して建っている。
白大理石ドリツク風の殿堂で、内部にリンカーンの座像が帳面に据えられている。
さらに車は進み、ホドマック河に架けられた石橋を渡り、
正面高台の国立墓地を見てアーリングトンの丘を郊外へ進み、
カステイス・マンションという邸宅に行く。
ここはジョージ・ワシントンをはじめ、
カステイスまたはリーなどのかつての住居であり、当時の状態のまま保存されている。
ここはホドマック河口で実に景勝の地である。

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