2011年1月18日火曜日

パリ中心街を観る



正月21日 
今日は市内見物である。バスでルーブル美術館を見物して、
川向こうのモンマルトルの学生街に行って支那飯で簡単に昼食を済ませ、
リュクサンブール公園を通り貴族院を右に行き、
リュクサンブール美術館で現代美術を観て、パンテオンへ行った。


ここにはフランス国重臣の墓所がある。
有名な壁画が白大理石の柱の間に彫刻などと共にあって壮観である。
地下にユーゴーやルソーなどの墓を詣でた。


次に近くのリスボン大学、クリユーニ博物館を観る。
規模は小さいがローマの総督府だった古い建物が残されていて、
内部には昔の武器その他がたくさん陳列され、例の眞操器などもあった。


そこを出てセーヌ河畔の古本市を見ながら、警視庁や病院を見て、
ノートルダム寺院前まで歩く。すでに午後4時で塔の上には登れない。
ここの広場にある国立劇場やサラ・ベルナール劇場などを見て
メトロでルーブル近くの大きなデパートを見物した。






夜7時頃から鴨料理で有名な「トゥールダルジャン(銀の塔)」へ行った。
内藤所長から聞いていた以上に美味い。
最近だいぶん安くなったのだそうだが、それでも1人前が日本円で16、7円。
開店以来今日まで客に提供する鴨に番号を付しているそうで、
私たちの番号は「132930」だった。
この店はノートルダム近くの川岸であまり大きな建物ではないが、
夏は屋上でも食べさせるそうで、各国の貴賓方も一度は訪れるそうである。


帰途は「カジノ・ド・パリ」へ車を走らせた。
その大部分は裸で舞台をはねまわる。甚だしいのは舞台に寝台を持ち出し、
各国の風俗をしたひと組の夫婦者が次々と現れて、
その国の習慣によって着衣をとって寝台に入る。それを面白おかしく演じる。
途端に子供を抱いて飛び出すのもあり、観客はキャッキャッと喜んでいる。
この頃のパリのレビューにはだいぶん軽業めいたものが流行しているようだ。

※画像は2005年のパリ、ノートルダム寺院

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