2011年1月17日月曜日

ヴェルサイユ






正月20日 
今日はヴェルサイユ行きである。
朝からとてもよい天気で、インバルト駅から電車により約30分で到着。
静かで上品な街である。宮殿内部を見る。
例の鏡の間、講和談判の机、フランス革命の時に止まったままの大きな時計、
人民が『パンを与えよ!』と叫んで集ったマーブル広場などを見る。




建物の正面は思ったほどでもないが、裏側の庭園は広く、
大きな建物も庭園側から見た方が好いようだ。
近くのトリアノン宮殿も見た。
建物は小規模だが内部はちょっと好い感じだ。
庭園の中のコテージなどすべての建物が面白い。
豪奢をきわめた末にはこんなものが欲しくなるのだろう。
水車や鳥小屋など田園風に出来ている。実に人間生活の自然なものであろう。




午後5時頃、パリに帰り例の有名な各国部屋を見物に出掛けた。
ここは公許の女郎屋で、贅沢な世界各国代表的で立派な部屋が各階に出来ている。
○○帝が使われたという○○用の機械的な椅子がある。
洞穴のような階段や、四方が天井まで鏡で出来ていたりして、
1人でこんなところへ放り出されたら出口がわからないほどだ。


続いてもう1軒の有名なスイングスを見た。ホールに入ってまず驚いた。
右側はカウンターがあり酒場である。
左側は大きくモダンなホールだが、電飾に煌煌と照らされた下に展開された光景は
実に目を覆うのさえ忘れるほどの驚くべき光景である。
50名ほどの若い女性が一糸纏わぬ姿である。
それが20人ぐらいまで入口の両側に腰掛けて客を待っている。
ホールの中のテーブルを囲んだソファでは、
客と裸の女の数組が盛んに酒を飲み媚体を演じている。
あまりに極端な露骨さにただ呆れるばかりである

*画像は68年後、私が訪れたヴェルサイユ・・・

2 件のコメント:

  1. あのマリー・アントワネットが引きこもったプチ・トリアノン宮に感心していますね。“ベルばら”の予習なしで…。

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  2. この時ヴェルサイユへ行く列車の中で、隣の席の日本人旅行客が「ベルバラ」を読み漁っていた。付け焼き刃の知識でもあるのとないのとではちがうのかな…

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