2010年9月29日水曜日

ミラノの彫像墓地



自動車は公園の間を右に左に進む。
今日は特に寒く、樹木は銀の彫刻のように結晶して美しい。
着いたのは例の有名な彫刻墓地(ミラノ記念墓地)である。
建物はロココ風ロマネスクで、裏庭が全て墓地である。
ブロンズや大理石、花崗岩の立派な墓石の彫刻が並んでいる。
美術館も及ばない有様である。
生前の姿そのままのものもあれば、遺族の悲しみを表したもの、
子供の死を見つめている母親の姿、愛人の死骸に泣きついているのや、
花を手向ける乙女、どれもこれも真に迫った名彫刻ばかりで実に豪奢なものである。
永遠の住居として外人は特に墓地を飾るものだが、
こことゼノアのものとが世界最美のものである。
今日は日曜なので大勢の参拝者が色とりどりの花を手に盛んに来る。
建物の中にも沢山の彫刻があり、壁のニッチには写真入りの墓石が取付けられ、
小さな花束が供せられている。
入口の尼さんに心付けをして外へ出た。

1 件のコメント:

  1. この墓地はミラノの中心から路面電車に乗っていきました。私が行った時も彫刻が並んでいて、まさにここだ!と言う感じでした。でも誰もいなかったので、尼さんい心付けはしなかったなぁ。

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