2010年8月20日金曜日

散歩道で故国を思う




12月26日 
朝10時頃、神戸商船学校のM氏と散歩しながら
クリスマスの教会視察に出掛けた。
バイヤーシャルプラッツの教会に行き、階上のギャラリーに入る。
中は説教の真っ最中で、満員だが若者は1人もいなく婦女子と老人のみである。
ヒットラーは宗教の問題には悩みが多いと見える。
こればかりは独裁とはいかないらしい。
「人強ければ神にも勝つ」というが、
真の復興の機は宗教的なものともいえるだろう。
真の仕事は信仰的基礎を築くことが必要ではないだろうか。

M氏と教会を出て、クリスマスの静かなペーブメントを、
宗教、教育、社会制度、はては芸術のことまで話しながらツォー駅まで歩いた。
近くの川沿いの公園を、散歩者にまぎれて時の経つのを忘れて漫歩した。
日本は天興の絶対、他の犯し得ないところがあるが、自負してはいけない。
他国のよいところを採り入れて自己のものとし、
さらに個人的修養、社会人的訓練を修得し、
時代的島国根性を脱して国家の大方針に従い助長し得てこそ、
自他ともに最たる一等国民となり得るのではないかと痛感した。

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