2010年10月18日月曜日

ローマ栄華の夢の跡、跡、跡

自動車はフォロ・ロマーノへ向う。
コンスタンチン帝の凱旋門やチート帝の凱旋門、
昔の王宮、神殿、寺院などの跡が歴然と残っている。
さらに車はカラカラ浴場に向う。
紀元200年頃のもので、わずかに壁の残骸を残すのみ。
ここは女や酒、賭博にローマ栄華の夢の跡である。


次いでカタコンベの洞穴墓地を見た。
ろうそくを持って案内の僧侶に連れられ、
真っ暗な地下道の石段をぐるぐる回って歩く。
左右上下に気味の悪い墓がたくさんある。
屍骸の見えるところもある。約15万人分が埋められてあるそうだ。
その上に寺院が出来ている。見物している女などは悲鳴をあげている。
中には出口がわからず死にかけたものもいるそうだ。長くは見ていられない。




帰途はクオアジスドミネで有名な寺に詣で、その街道を見る。
左右の古跡、古びた樹木などすべてが当時を物語るよう。
この道は遠く一直線にナポリへ通じ、『ローマは世界に通じる』といったものである。







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