島めぐりを終え、ピークトラムウエーで海抜555メートルのビクトリア・パークに昇って
港内を展望する。対岸に九龍島を望む。
広東料理の招宴に列席する。
午後3時出帆。
そそり立つピークの峰に別れを惜しみつつ、照国丸は滑るように港外へ向う。
そばには無数の小舟を操り、奇声をあげて船客に銭投を求める者がいて、
投げられた貨幣を水中に潜水してはたちまちに拾う。
支那人の子供の群中には、4〜5歳くらいの子供を抱いた女子が片手で櫓を操り、
別の者が長い綱を差し出す。そうした姿をカメラに収めた。
香港ではいたるところで婦女子の労働者を見た。
着衣などではちょっと見分けが付かないが、
運搬その他などに従事しているのはほとんどが婦女子だった。
今日の夕食は日本食のエキストラがあった。マグロの刺身に思わず過食する。
10時頃、丁君と話す。
今までの遠慮がちや引っ込み思案はよくない、
厚かましく、相当無遠慮にやってのける勇気が必要だという。
はたして丁君が帰るまでにどのくらい図々しくなれることやら。
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