ハーグの朝も特に寒い。教えられてホテルの前から8号電車に乗り、ピースパレスへ行く。
20分ぐらいでパレス前の広場に降ろされた。
途中の街路に相当モダンな建物を見受けた。
ピースパレスは午前中、門から中へは入れない。門衛の番人に色々交渉したがダメだ。
門のところから写真を撮ることだけ許してもらう。
内部は午後2時から見せるというのだが、私たちは1時50分に出発の予定なので思いきった。
パレスは写真などで見た通り、よく均衡のとれた立派なものである。
色の感じも良い。そのディテールなども良くこなされている。庭園も実に立派だった。
とても寒いので、大急ぎで近くの新様式のものなどをカメラにおさめ
マウリヒュース・ミュージアムへ行き、レンブラントの解剖講義の絵なども観た。
王城の7つの門のある現国会議事堂、古くは平和会議のあった所などを見て急いで宿へ帰り、
午後1時50分パリ行きの急行列車に乗る。
急行料金に45フランばかり取られ、午後7時40分、パリ北駅に着いた。
タクシーでホテル・マスネへ帰ったが、前の部屋に病人が出て消毒したそうで、
とても臭うので5階にかえてもらう。
腹が減ったので久しぶりに「都」へ行って日本食をたらふく食べた。
階下では三井支店長の送別会が行われている。
パリは風もなく暖かである。これで欧州における最後の旅行を終えた。
当分ここパリに滞在してゆっくりと気分を味わうことにする。
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