2011年2月3日木曜日

ベルギー、ウォーターローへ。

正月24日 

タクシーをパリ北駅へ走らせた。今日は日曜日で朝も早いので市街は静かだ。
ノーストップで早く着いた。列車はリザーブしてあるのでその席に着く。
また姉のことを思いながら寝不足の頭が重い。



12時40分、ベルギー、ブリュッセル南駅に着く。
ホテル・パレスに投じる。一流のホテルである。
昼食後、早速ウオータロー見物に出かけた。
一行は日本人が私たち2人、ドイツ人が1人、英国人が1組。
案内は英仏独3ヶ国語でやる。日本語も二言三言は知っていた。
なかなか面白いガイドで説明の合間に諧謔を入れて皆を喜ばせる。
英国人夫婦がチョコレートを出して勧める。フランス人はタバコを差し出す。
英国人は日本に行ったことがあるといい、横浜だの神戸だのの話をしきりにする。
船員だろうフランス人もしきりと好意を示す。和やかなものである。


街はずれの立派な公園に入った。
極彩色の支那建築と向かい合わせに本物の五重塔に木彫りの美しい楼門があった。
外人連れは『ジャパンジャパン、ベリーグッド!』などしきりに褒める。
立派な住宅街を通った。
美しいブルバードの両側になかなか気取った家がしばらく続く。
コンクリート舗装の立派な道路が設けられている。
やがて森に入る。
紅葉の落ち葉を敷いた一直線の樹木、奥底の知れぬ森のようだ。
今日は日曜日なので自動車でピクニックに来ている人がたくさんいる。
途中でユーゴーの家を通り過ぎ、ウォーターローの街に着く。寂しい街だ。


ここはナポレオンの古戦場でピラミッド型の丘の上に巨獅子の記念碑が建ち、
その下にナポレオン敗戦のパノラマ館がある。パノラマは随分久しぶりに見た。
それは30年ぐらい前に東京で、奉天合戦だったと思う。
記念碑に登ったが石造りの階段を約230段、登り着いたら息が切れるようだった。
たくさんの小学生が先生に連れられて登っていた。教師がしきりに説明していた。


宿に帰ったのは5時頃。夕食後、1時間ばかり静かな街を散歩した。
しかし少々寒いので早々に寝た。

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