正月25日
今日は午前中にブリュッセル見物をして午後はアントワープに行く予定だ。
シティの観光ツアーは10時頃から。
ホテルへ車が迎えに来たがあまり客はなく、
私たち以外には2人連れのポーランド人だけなので、そのまま自動車で出掛けた。
市内を見晴らす高台にそびえる裁判所を見る。
どっしりとした偉大なものである。実に壮観で裁判所としては世界無比だろう。
しかし裁判所があまり立派なのは感心できない。
しかも建築的に見てもあまりよろしくない。ディテールもどうかと思う。
その前で陸軍省を建設していたが、
新様式のさっぱりとしたものでその方が遥かに良いと思った。
次に宮殿の前へ出る。4階建てでさほど大きなものではないが、
屋根のあるフレンチ・ルネッサンス風の落ち着いたもので、
中央ドームにはベルギー国旗が翻っていた。
その前は道路を隔てて美しい公園で、花壇に続いて噴水塔や彫像がある。
これは大したものではないが内部はミュージアムで、
多くの名画があるということだが休みで観られなかった。
大古刹グチュル寺院も見た。
ゴシックの大伽藍は丘の上に屹立し、市内を見下ろしている。
市の中心にグランプラスという小さな広場がある。
ここにはネーデルランド風の市役所がある。
古いものでその周囲のものと共に市の名物とされ、美術的建築の粋とされている。
外部にはさかんに金色を用いてある。
この市役所広場を南へ出ると細い街路のかどに、
鉄柵で囲んだ例の世界の子「小便小僧」の噴水がある。
一坪ぐらいの広さで「小僧」は一尺ぐらいしかない。
これがブリュッセルの元祖ともいい、世界中の人から愛されている有名なもので、
小さいおちんちんから小便ならぬ噴水をにこやかにやっている。
この頃はまだ小僧はハダカみたいですね。
返信削除そう、今ではコスプレ小僧さんです…-_-;
返信削除