2010年9月30日木曜日

数々の最高峰と出会う旅…



有名な古城の博物館(スフォルツェスコ城)も外部から見た。
今日は第1日曜日なので休館だったのだ。
世界各国の美術工芸品が集められているとのことだったが残念だ。
周囲は赤レンガの高い城壁で巡らされている。

午後3時からここで見逃してはならないオペラ、スカラ座を観た。




今日は日曜なのでマチネーである。時間通りに行ったが慌てて座席に入れられた。
なるほど大きな大体円形で、周りを囲むギャラリーは6階仕様である。
ほぼ満員で、芝居の内容はわからないが大人しく最後まで観た。
背景と光線、俳優の服装などすべてが自然で無理がないようだ。
例のごとく一幕ごとに主だった俳優が幕外のステージに表れて挨拶をする。
拍手におされて4度も5度も出て来る。

午後6時に終わり繁華街を散歩する。
例の十字路のアーケード街を見た。
4階建てで通路上へ全体的に屋根がかけられている。
中は身動きもできないほどの人通りである。
ミラノはファシストの発祥地で、なんとなく勢いがあるようだ。
市内は45年来、市区改正が行われ拡張工事の最中で、
いたるところに工事中の家がある。建物も案外と新様式のものがある。
しかしどこも同じ横線式のものばかりだった。




ここまで来る間に「世界一」や「最大」というものに数多く出会った。
第1は元旦に登ったユングラフでこれが世界最高峰、
2日に越えた世界最長というスイス・イタリア間のアルプスのトンネル、
その次がミラノの世界最大最善美のステーション、
ついで世界最美のミラノ寺院、ドゥオモ。
あまり類例のない屋根のある街路、世界最古のスカラ座。
元旦からこちら、世界一の慶接に忙しい。
明日は午前10時発でヴェニスに行く予定である。
今日は案外と寒く、少々こたえた。


大きな地図で見る

2010年9月29日水曜日

ミラノの彫像墓地



自動車は公園の間を右に左に進む。
今日は特に寒く、樹木は銀の彫刻のように結晶して美しい。
着いたのは例の有名な彫刻墓地(ミラノ記念墓地)である。
建物はロココ風ロマネスクで、裏庭が全て墓地である。
ブロンズや大理石、花崗岩の立派な墓石の彫刻が並んでいる。
美術館も及ばない有様である。
生前の姿そのままのものもあれば、遺族の悲しみを表したもの、
子供の死を見つめている母親の姿、愛人の死骸に泣きついているのや、
花を手向ける乙女、どれもこれも真に迫った名彫刻ばかりで実に豪奢なものである。
永遠の住居として外人は特に墓地を飾るものだが、
こことゼノアのものとが世界最美のものである。
今日は日曜なので大勢の参拝者が色とりどりの花を手に盛んに来る。
建物の中にも沢山の彫刻があり、壁のニッチには写真入りの墓石が取付けられ、
小さな花束が供せられている。
入口の尼さんに心付けをして外へ出た。

イタリアの傑作、ダヴィンチの傑作




正月三日 日曜日。
昨夜ほどではないが今朝も相当な濃霧である。
午前9時からクックの観光に加わる。
クックの自動車がホテルまで迎えに来る。




やがてドゥオモ広場に出る。有名なミラノ寺院の広場である。
大きいものを予想していたが、実際は意外に小さく感じられた。
しかし内部に入るに及びやはり大きいと感じた。
中には400〜500人ほどの信徒がいて日曜の説教の真最中だったが、
ほんの一隅にすぎない。ブロンズのキリストの一代を表した
大きくて立派な正面扉の内部にある、大きなステンドグラス窓の美しさ。
濃霧でついに屋上には上がれず、尖塔に立つ2000もあるという彫像を下から見た。
建物全体が薄鼠色の大理石でゴシック様式である。
正面の一部にはルネッサンスの手法が混用されているが気がつかないほどである。


次いでラストサッパー(最後の晩餐)の絵がある寺院に来た。
キリストを中心に13人が食卓に付いている壁画で、
レオナルド・ダ・ヴィンチの作として有名なものである。
相当に古いものだ。大分消えかけていて保存に苦心しているようだ。